配列を作成するには

使用例

IDL> a=[1,2,3]
IDL> b=[[1.0,2.0],[3.0,4.0],[5.0,6.0]]
IDL> im=5
IDL> jm=3
IDL> c=fltarr(im)
IDL> d=fltarr(im,jm)
IDL> e=findgen(jm)
IDL> f=indgen(im)

解説

IDLではFortranと異なり、プログラム中のどの段階でも配列を作成できる。配 列の種類は、整数、実数、倍精度実数、虚数、文字列、…、等、通常必要な種 類は全て揃っている。大別すると、直接要素を指定して書き込む方法(上の a,b)と配列作成関数に任せる方法(上のc,d,e,f)とがある。配列作成関数に も二種類あって、配列を確保するが値は代入しない方法(c,d)と1毎の昇順 に値を並べる方法がある。
書式 説明
[1,2,3] 要素数3の整数型一次元配列 [1,2,3]
[[1.,2.],[3.,4.],[5.,6.]] 要素数 2 x 3 の 実数型二次元配列 [[1.,2.],[3.,4.],[5.,6.]]
fltarr(im) 要素数 im(=5) の実数型一次元配列 不定
fltarr(im,jm) 要素数 im x jm(=5 x 3) の実数型二次元配 列 不定
findgen(jm) 要素数 jm(=3) の実数型一次元配列 [1.0, 2.0, 3.0]
indgen(im,jm) 要素数 im x jm (=5 x 3) の整数型 一次元配列 [[0,1,2,3,4],[5,6,7,8,9],[10,11,12,13,14]]
主要配列作成関数
bytarr/bindgen バイト型配列
complexarr/cindgen 複素数型配列
dblarr/dindgen 倍精度実数型配列
dcomplexarr/dcindgen 倍精度複素数型配列
fltarr/findgen 実数型配列
intarr/indgen 整数型(4バイト)配列
lonarr/lindgen 整数型(8バイト)配列
strarr 文字列型配列
replicate(x,[im[,jm[...]]]) 全ての要素値がxである次元 im[x jm] の配列

注意