名古屋大学宇宙地球環境研究所(ISEE)共同利用研究
研究代表:根田昌典(京都大学)
受け入れ教員:石坂丞二(名古屋大学宇宙地球環境研究所副所長・教授)
開催雑用掛: 根田昌典(京都大学) konda@kugi.kyoto-u.ac.jp (075-753-3923)
大気海洋相互作用に関する研究集会
本研究集会はこれまで地球水循環研究センターの共同利用研究集会として実施されてきた研究集会であり、
中心課題は中緯度域における大気海洋相互作用に関する研究である。黒潮続流周辺海域では活発な大気海洋
相互作用が生じ、近年は海洋から大気循環に与える影響が数多く報告されている。また、海洋表層ではサブ
ダクションが起こり、物質循環や生物化学過程に大きな影響を及ぼしている。近年は特に、海洋生物や栄養
塩などの分布や特性と混合層変動などの物理過程との関係の重要性が注目されている。この海域に特徴的な
短い時空間スケールの大気海洋擾乱がこのような諸プロセスに与える影響を調べるためには分野横断的な観
測が必要である。
2013〜16年に本研究集会で中心的役割を担っている研究者が中心となって3つの白鳳丸航海(KH-13-3、K
H-14-1、KH-16-3)が実現し、物理環境場の観測を中心としてプランクトンや栄養塩変動についても総合的に
調査した。これらの分野横断的な観測結果については、今年度日本海洋学会秋季大会において「黒潮続流海域
における現場観測」というセッションを設けて中間的な報告と議論を行った。さらに研究を進めて有効な成果
を生み出すためには、海洋と大気、あるいは現場観測・衛星観測・数値モデル、さらには物理過程のみならず
生物・化学的なパラメータとの関係など、複数の研究分野にまたがる横断的な研究が必要であり、情報交換と
ともに関連する研究者がさまざまな視点から包括的な議論をじっくりと時間をかけて行う機会を設ける必要が
ある。
そこで、この共同研究集会では、大気海洋相互作用に関する研究を精力的に行っている日本中の研究者と院生
などの若手研究者が一同に会し、大気海洋相互作用研究についての進捗状況を共有し、分野横断的な議論をす
ることによって交流を深め、この解析の更なる萌芽的な着眼点を見出すことによる研究チームの形成など、こ
の研究分野における発展に資することを目的とする。
日時:11月26日(土)、27日(日)
場所:京都大学理学部セミナーハウス
宿泊:ホテル本能寺(団体向けページではホテルの見取り図などがあります)
(〒604-8091 京都府京都市中京区寺町通り御池下ル下本能寺前町522番地Tel:075-231-3123)
費用:
宿泊費等:学生以外 16,000円、 学生 11,000円 (25日宿泊費他、懇親会費も含む)
(追加料金なしの明朗会計、クレジットカードは利用できません)
旅費の補助:発表する学生さんには旅費の補助を支給することができます。(ニュースのページ参照)。
研究集会報告(PDF)
申し込みはこちらから
大会までのおおよそのスケジュール
2016年9月23日: ホームページ開設
2016年9月23日: 大会開催のアナウンス(セカンドサーキュラー:開催のアナウンス、申し込みの受け付け開始)
2016年10月25日:参加申し込み締め切り
2016年11月15日:プログラム(初版)公開
オプション
11月 25日(金) 本能寺会館宿泊可能