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セミナー

水圏地球物理学セミナー(定期)

日時:毎週水曜日13時30分
場所:理学研究科1号館462号室



2024年度前期

日時内容題目
11月20日 研究中間報告 懸濁土砂動態表現の精緻化のための塩分による凝集促進効果の数値モデルによる表現
研究中間報告 夏季田辺湾における乱流と混合層深度の観測
11月13日 研究中間報告 Atlantic Ninoの多様性を支配する要因についての研究
研究中間報告 波解像数値モデルにおける砕波のパラメタリゼーション開発とその検証
10月30日 論文レビュー 台風通過時の海面水温低下に関するPWPモデルの性能についての論文レヴュー
10月23日 論文レビュー インド洋がインドモンスーンの変動に与える影響に関する論文レビュー
10月16日 論文レビュー 黒潮続流の変動に及ぼすシャツキーライズの影響に関する論文レビュー
10月9日 論文レビュー 砕波の数値計算法と数値シミュレーションについての論文レビュー

2024年度前期

日時内容題目
7月24日 論文紹介 Drenkard and Karnauskas (2014): Strengthening of the Pacific Equatorial Undercurrent in the SODA Reanalysis: Mechanisms, Ocean Dynamics, and Implications
7月17日 論文紹介 Baatsen et al. (2018): Multiple states in the late Eocene ocean circulation
7月10日 論文紹介 Dasgupta et al. (2024): Marine Heatwaves in the East Asian Marginal Seas Facilitated by Boreal Summer Intraseasonal Oscillations
7月3日 論文紹介 Wain et al. (2015): A breaking internal wave in the surface ocean boundary layer
6月26日 論文紹介 Kukulka and Brunner (2015): Passive buoyant tracers in the ocean surface boundary layer: 1. Influence of equilibrium wind-waves on vertical distributions
6月12日 論文紹介 Pun et al. (2018): Influence of the Size of Supertyphoon Megi (2010) on SST Cooling
6月5日 論文紹介 Yang et al. (2018): Direct numerical simulation of wind turbulence over breaking waves
5月22日 論文紹介 Nakano et al. (2008): The Kuroshio Current System as a jet and twin "relative" recirculation gyres embedded in the Sverdrup circulation
5月15日 論文紹介 Vibhute et al. (2020): Decadal variability of tropical Indian Ocean sea surface temperature and its impact on the Indian summer monsoon
5月8日 論文紹介 Ou et al. (2016): Experimental Study on the Impact of NaCl Concentration on the Flocculating Settling of Fine Sediment in Static Water
5月1日 論文紹介 Miller et al. (2023): Scaling of Moored Surface Ocean Turbulence Measurements in the Southeast Pacific Ocean
4月24日 論文紹介 O'Dea et al.(2021): Simulations of the Surf Zone Eddy Field and Cross‐Shore Exchange on a Nonidealized Bathymetry
4月17日 論文紹介 Valles-Casanova et al. (2020): On the spatiotemporal Diversity of Atlantic Nino and Associated Rainfall Variability over West Africa and South America
4月10日 年間研究計画
過去のセミナーはこちら

特別セミナー

日時:2024年6月3日 13時30分
場所:理学部1号館5階563号室



Speaker: Wu-ting Tsai (National Taiwan University)
Title: Interaction between large- and small-scale vortical structures in Langmuir turbulence
Speaker: Yasushi Fujiwara (Koobe University)
Title: Turbulence production by attenuating air-water interfacial waves

研究室のイベント(不定期)

2024年度

白浜夏のセミナー(2024/09/26-27)

2023年度

勢水丸実習航海(2023/11/06-09)

2022年度

勢水丸実習航海(2022/11/06-09)

2021年度

勢水丸観測航海(2021/07/27-30)

2020年度

秋友和典教授最終講義(2021/03/02)

2016年度

琵琶湖の観測塔見学(2016/10/28)

研究

対象と手法

海洋物理学研究室では,数10m規模の乱流から大洋規模の循環まで,大気海洋相互作用か ら深層流まで,海洋に生起する物理現象を幅広く対象としています.数10m規模の乱流は, 海洋表層における混合層を形成し,海面水温の決定に重要な役割を果たします.風に起 因する剪断乱流,海面冷却に起因する対流,波浪に起因するラングミュアー循環などが その例です.海面水温は大気運動を強制し,大気は海洋を強制することで,大気と海洋 は相互作用しますが,その代表的な例はエルニーニョ・南方振動(ENSO)です.このよ うな大規模な大気海洋相互作用も研究対象です.また対流によって沈み込んだ海水は, 深層をゆっくりと循環し全球に運ばれますが,このような循環(海洋深層循環,熱塩循 環)の駆動機構も研究の対象です.

以上のような現象を,数値モデリング,観測・データ解析,理論といったアプローチか ら,取り組んでいます.大循環モデルによる深層大循環の研究や,ラージエディシミュ レーションによる乱流の研究などは,数値モデリングを活用しています.現実には様々 な要因により複雑に振る舞う変動現象を,単純化した枠組みで再現し,その変動の本質 を理解する,というのが基本的な立場です.エルニーニョの研究や混合層の研究では, 既存のデータの解析をもとに行われています.乱流や海面境界過程の研究では,観測船 に乗船し,現場で取得したデータを解析することで,解明に取り組んでいます.また, これらの実験・観測で得られた結果を,解析的なモデルを構築し説明する,ということ も行われています.

最近の業績一覧

最近の博士論文

最近の修士論文

最近の課題研究(卒業研究)

主要な投稿論文

修学・進路

研究テーマの決め方

新たに加わった研究室のメンバーの研究テーマの決め方は以下のようです.自分が興味 を持っている研究テーマがあれば,対応可能な限りそのテーマを優先します.明確なテー マを持っていない場合(多くの場合はこれにあたります),教員が提示するいくつかの るテーマから自分の希望に合うものを選ぶことになります.

研究室の決まりごと

研究室での決まりごとは少なく,主体的・自発的に勉強・研究を進めること,毎週水曜 日のセミナーに参加することです.

卒業・修了後の進路

博士過程を修了した人の多くは,まずはポストドクターとして海洋に関連する研究機関 で研究を行うのが一般的です.修士を修了して社会人になる人も多く,その場合の就職 先は,海洋と関連する官公庁(例えば気象庁)や関連団体(日本気象協会)や民間企業 (例えばウェザーニュース)に加えて,海洋とは直接関連しない会社も多いです.特に 海洋と関連しない就職に際しては,研究室が支援することは基本的にありません(自分 で探してください).

講義・演習

2024年度

講義名曜日・時限担当者
観測地球物理学 前期・水曜・2限 吉川(分担)
地球物理学概論II 後期・金曜・2限 吉川(分担)
海洋物理学I 後期・水曜・2限 吉川
地球の物理 前期・木曜・5限 吉川(分担)
課題演習DD 後期・火曜・3,4限 吉川
海洋物理学II 前期・月曜・2限 吉川